私が経験した不妊治療の流れと実際にかかった費用

不妊治療を経験した人の話ってなかなか聞けないですよね。でも自分がいざ考え始めると経験した人の話ってすごく気になると思います。そこで今回は「これから不妊治療を考えている方」向けに私が経験した不妊治療の流れと実際にいくらかかったのかその費用について詳しくお話します。

【経験談】不妊治療っていつから始める?

まず不妊治療を始めるタイミングって気になりますよね

  • 妊活を始めたけどなかなか妊娠しない
  • 結婚した年齢を考えて早く子どもが欲しい
  • 妊娠しにくいと言われたことがある

など理由は人によっていろいろあると思います。

不妊治療を始めたきっかけ

私が実際に不妊治療を始めたのは自宅で妊活(詳しくはこちら→https://pugmama.blog/ninkatsu/)をはじめて1年程経った頃です。「もしかして子どもできない?」と思いいろいろ調べてクリニックで検査を受けることにしたのが不妊治療を始めたきっかけです。

不妊治療を始めたときの気持ち

そもそも私が不妊検査を受けたのは自分に子どもができるかできないかを知りたかったからで、検査の段階では不妊治療を始めるかどうかは決めていませんでした。ただ不妊治療について「痛い」「辛い」「大変」「お金がかかる」というイメージからあまり前向きではなかったです。

【体験談】初診の検査から治療までの流れ

では私が実際に経験した不妊治療を始める前の不妊検査、つまり妊娠できるかどうかを知るために受けた検査の内容から実際に治療するまでの流れについて紹介します。

初診の検査内容

  • 基礎体温 

予約時から毎日測定し記録したものを持参(通院中は継続)

  • ホルモン検査

月経周期に合わせてそのときどきのホルモン状況を検査するため隔週で採血

  • 超音波検査

初診時に内診で検査

タイミングを取った翌日に子宮頚部から粘液を採取して顕微鏡で確認

検査結果が不良であったため抗精子抗体検査のため採血

※子宮卵管造影検査も基本検査に含まれていましたが私は受けていません。

  • 精液検査
  • ホルモン検査

検査結果と治療方針

検査結果

私 ホルモン検査でプロラクチンの値が高いことが判明

夫 精液検査で自然妊娠の確立が5%以下と判明

私の方は薬を毎日飲むことで改善されましたが、夫の方は「漢方などを処方しているクリニックもあるけどあれはほとんど気休め」と言われ具体的な治療法はないとのこと。妊娠は体外受精でないと難しいレベルの数値だと告げられました。

治療方針

先生からは私が20代だったので今すぐ体外受精をするというよりかは、人工授精を試してだめなら体外受精を考えるのでも遅くはないとのこと。私の中でいきなり体外受精をするのはハードルが高かったので人工授精で様子を見ることにしました。

【体験談】不妊治療のステップ

ここからは私が実際に経験した不妊治療の内容を詳しくお伝えします。

タイミング法

回数

1回(フーナー検査を行うために1度だけ)

期間

1か月

通院回数

2回

内容 

排卵時期に超音波検査を行いタイミングを教えてもらう

妊娠しやすいタイミングを教えてもらうだけで自然妊娠と同じ

痛み

なし(痛みというより超音波検査の内診が苦手)

人工授精

回数

5回

期間

5カ月

通院回数

18回(超音波検査で13回、人工授精当日5回)

内容

排卵に合わせて精子を細いカテーテルで子宮の中に注入する処置を行う

排卵時期に数回超音波検査を行い指定された日に人工授精を行う

「生理が来たら次は〇日に」と言われるのでその日に行く、の繰り返し

2週間の間で2~3回の超音波検査と人工授精を行う

人工授精をした日から次の生理までの約2週間は通院なし

痛み

なし(人工授精の処置時間も十数秒で超音波検査より短い)

体外受精

回数 

1回

期間 

3か月

通院回数 

22回(採卵に伴い13回、超音波検査と採血で7回、胚移植で1回、胚移植後の判定日で1回)

内容 

体外で受精させるための卵子を取る採卵を行う→詳しくは別記事で

採卵後に体外で受精させた受精卵を子宮に戻す胚移植を行う

超音波検査と採血で排卵時期を確認し指定された日に胚移植

胚移植の翌日に超音波検査を行った後は判定日まで通院なし

私の場合は胚移植後9日目が妊娠しているかの判定日

妊娠の判定が出てからは隔週で4回通ってクリニックは卒業し産婦人科へ

痛み

なし(胚移植の処置は手術室のような場所で処置時間は1分もないくらい)

以上が私が経験した不妊治療のステップです。初診の検査や説明などもすべて含めると約10か月間で48回クリニックに通いました。

【体験談】不妊治療にかかった費用

次に私が不妊治療にかかった実際の費用についてまとめます。費用の中には薬代なども全て含まれます。

ステップごとの費用

初診から検査までの総額 36,780円

検査には一部自費も含まれます。

人工授精総額 57,080円

超音波検査が平均約1,900円/回、人工授精当日が平均約6,500円/回

体外受精総額 278,790円

採卵までで59,280円、採卵後219,510円

採卵に向けての薬代や採卵後の受精卵の管理代も全て含みます。

妊娠判定後卒業までの検診総額 26,350円

平均約6,600円/回

初診の検査から卒業までの総額

総額 399,000円

費用については保険適用後ということもあり思っていたより安かったという印象です。さらに私の場合は個人で加入していた医療保険の方でも給付金が貰えたのでさらに助かりました。ただ費用についてはクリニックやそれぞれに必要な薬代、もちろん治療期間によっても大きく変わってきます。心配であればクリニックで費用も含めた治療方針を相談することをおすすめします。

不妊治療を考えている方へ

私が実際に不妊治療を経験して思うことは、やっぱり不妊治療はつらくてときに残酷です。だから不妊治療をすると決めた場合でも期待し過ぎないようにしましょう。結果的に私は半年で授かれましたが、その過程は人生で一番本当につらい時間でした。

これから不妊治療を考えている方に伝えたいのは、「子どもが欲しいから」という理由だけで不妊治療をするのではなく「将来の自分が後悔しないためにする」という考え方もあるということです。そして不妊治療中は「子どもができたらしたいこと」ばかりではなく「子どもがいなかったらできる楽しいこと」も考えられるようになることが大切です。矛盾しているし実際に不妊治療を始めると難しいけれど、不妊治療は努力が必ず報われる世界ではないことを知って欲しいです。